INTERVIEW

ものづくりにおいて、試行錯誤は必須。
常に完成形以上のものを目指していく会社さんです

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廃プラボイラ

株式会社エム・アイ・エス・代表取締役 中村 様

今回お話するA社様(食品製造業)の例では、弊社が窓口となり、巴商会さんにボイラの開発・製造をバックアップしていただく形で、一緒に廃プラボイラの導入に取り組みました。

A社様としては、産業廃棄物である廃プラスチックの処理費用の高騰から、製造工場から従来出ていた廃プラスチックごみを削減する方法がないかという相談から始まりました。
上場企業としてCO2削減についての方針を示し、それを確実に実行し社会に貢献するため、自社工場から出る廃プラスチックごみを減らす選択肢として「原料に戻すか」「燃料にするか」どちらかを検討されていました。

お客様の要望を予算内で実現するため
海外ルートも最大限活用

燃料化する機械を製造する際にメイド・イン・ジャパンを望まれることが多いのですが、CO2の問題が出てからは、日本国内のメーカーの値段が一気に跳ね上がりました。
廃プラボイラは案件に合わせて仕組を開発していることもあり、一気通貫で作れる日本メーカーが日本にはないという状況です。

日本で全て作ろうとすると、燃料の製造装置だけで予算を超えてしまうため、弊社ではこの分野で総合的に進んでいる台湾と中国のメーカーの製品を組み合わせ工夫することで、お客様の要望を実現しています。

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補助金事業の検討・協議からサポート

とはいえ、多くの場合、生産設備に対するコストと比べると、処理費用についてのコストはどうしてもあまりかけられないものです。
ちょうど廃棄物を削減する施設に対しての補助金事業が某自治体で実施されていましたので、弊社が協力させて頂く形で自治体窓口と協議し、事業の日程に合わせ資料を作成・提出させて頂きました。

補助金事業を利用される場合は、9月からスタートして2月に完了するパターンが多いのですが、9月から11月は台風の影響で海上輸送が遅れがちで、日本の補助金の時間軸とずれやすいのが難しい課題です。
弊社は独自の海外ルートで、タイトなスケジュールに合わせていけるよう工夫しています。

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廃プラボイラの導入はサーマルリサイクル
巴商会さんと共に確実なCO2削減のお手伝いをしていきたい

A社様では導入した結果、廃プラの排出量を大きく削減できたという実績がしっかりでき、サーマルリサイクル(燃料リサイクル)の有用性を感じていただけています。
近年はヨーロッパではマテリアルリサイクル(原料リサイクル)のほうが主流ですが、リサイクルで作られた資源をどうするのか、どこに持っていくのか、までをセットで構築する必要があります。

全てを「マテリアルリサイクル」する事は不可能ですし、残渣物を処理する部分はどうしてもあります。日本が勧めるサーマルリサイクルでは、できた燃料は自社でそのまま使えば解決するため、確実なCO2削減のお手伝いができると考えています。

巴商会さんは、お客様と草の根のお付き合いをされていて、密にコミュニケーションを取っていらっしゃる会社さんです。
弊社としても一緒に事業を行う上で、壁を作らず、言いにくいこともしっかり議論していて、解決していける関係が作れていると実感しています。
特にものづくり、開発をやる上において、試行錯誤は必須です。
その中で、常に完成形以上のものを目指して、進行形のお仕事をしていけるという心強さがあります。
全国に営業所を持っていらっしゃるので、いろいろな地域のゴミ・廃棄物を燃料として活用し、今までになかったボイラのマーケットの可能性を作っていければと思っております。

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株式会社エム・アイ・エス

弊社はバイオマスボイラといったら木質しかない時代から、「ゴミを燃料にする」を掲げてスタートしている会社です。廃プラスチックはもちろん、食材のゴミまで、乾燥させればいい燃料になるのです。そのための燃焼機(バーナー)を作っています。
近年SDGsや環境への配慮により、廃棄物の再利用、循環利用が注目されており、今後もますます開発に力を入れていきます。