INTERVIEW

南極で活躍する巴商会の無圧式温水機
現地でのメンテナンスに役立つ技術講習を提供しています

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メンテナンス

国立極地研究所・南極地域観測隊員 様

昭和基地(しょうわきち)は、南極圏内の東オングル島にある日本の観測基地になります。あまりに遠く、弊社のサービス員もメンテナンスに行くことが難しいため、毎年、設営系の南極地域観測隊員の方々が、出発前に弊社の「松戸工場」に講習を受けに来られます。
今回は、巴商会がご提供するメンテナンスの技術講習の様子をご紹介します。

午前:座学研修

午前中は、座学になります。
無圧式温水発生機の構造概要・各部品や操作方法・調整の互換性・燃料調整やバーナについて学んでいただきます。

午後:実機研修

午後は実機研修です。
試運転調整の手順からはじまり、消耗が激しい部品の交換方法等を、実際に触りながら学んでいただきます。
また、実際に起こるエラーについて、その際の対応も学んでいただきます。

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エラー発生から解決までチャレンジ

最後に、弊社社員が故意にエラーを出します。
座学~実機研修を経て、どこでエラーが発生したのか、検証~機器回復までチャレンジしていただきます。
午前中で使用した座学の資料を見ながら、エラーの発生源がどこなのか、辿っていきます。
格闘すること15分…無事、発見できました!
今回は、配電盤内の配線に異常があったようです。

研修の振り返り

最後は、その日の振り返りを行い終了です。
日本から遠く離れた極地でも、弊社の製品が誰かを暖め、お役に立っている…
1年に1度の機会ですが、弊社社員の意欲も一層高まり、今後の励みにもなります。

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国立極地研究所

南極圏と北極圏に観測基地を擁し、極域での観測を基盤に総合研究を進める大学共同利用機関です。
全国の研究者に南極・北極における観測の基盤を提供するとともに、共同研究課題の公募や、試資料・情報提供を実施するなど極域科学の推進に取り組んでいます。